本の上手な利用の仕方をお教えします

本は読むものですが、同時に書き込むものでもあります。本は書き込んでナンボ。と覚えておいてください。本を購入した値段以上の価値をつけるためには、確実に自分の知識を増やすツールにすることです。そのためには、どんどん書き込みます。何を書き込むかといえば、わからない漢字にはふりがなを振る。わからない横文字には意味を書く、余裕があればその横文字はつづりも覚えます。

さらに、しおりのような面倒なものは使いません。本をできるだけ無駄のない、荷物にならないものにまで価値を落とすんです。これで本の価値は逆に上がります。読んでる途中のページは折り込む。自分が悩んでいることにピッタリで、またこの一文は読み返したいと思うところは別の折り方をします。ハードカバーでは本がグニャグニャとならないので、やりにくいのですが、文庫本なら自由自在です。

持ち歩いている途中に紙のカバーが取れるのも面倒なことになるので、購入したらすぐ外して家に置いておきます。読み終わったら再びかければいいのです。そうしておくと、本の裏表紙はいいメモ用紙代わりにもなります。携帯で話している途中、ちょっとメモが必要という時、手帳が見つからなければ本の裏表紙にかけばいいのです。すると、この本を読んでいた時、こんな電話がかかって来たなという思い出になります。

本を自分の生活の一部にすることで、本は嫌いなものから便利なものに変わるんです。とにかく本を特別なものにしないことが大切なのです。かばんの中にあって当然のもの。バックの中に常に表紙が丸まりながら入っているもの。そういう存在にすると、一人で暇な時、スマホのゲームを探さなくても本を2~3行読むだけでも「本を読んでいる」ことになります。

それが続くと必ず読み終わる時が来るんです。本を読むという事を大げさに考えないことが一番です。私の場合は、待ち合わせのカフェで本を読んでいます。友人がなかなか来なかったり、自分が早く行きすぎたりしたとき、本を読みますが、そこに変わった人や珍しいタイプの人、とにかく興味のある人がいると、その人の似顔絵を読んでいる本に書き込みます。

それをいつか見ることがあると、鮮明にその時のことを思い出し、何度も笑ってしまったり、当時のことを思い出したり、数百円の文庫の価値がぐんと上がっていることを実感するんです。絵なんて自分しか見ないのですから下手でいいでしょ、好きなように描くんです。他には、家族と待ち合わせの時、本を読むのに飽きたら、その家族のことを文字にします。

子どもと待ち合わせなら、『○○とテニススクールで待ち合わせ、今日はかなり元気がいい。よほどうまくいったのか、それとも食事のバランスが取れているのか…』という感じです。本は自分の日記のように考えると、身近な存在になることは間違いありません。このように、本は読むだけではないのです。読むこともしますが、上手に使えば手帳よりもバッグに入れておきたいものになると思いますよ。