読書は心を落ち着け、自分に向き合う時間をくれます

人が成長する上で一番大切なことは、自分と向き合う事です。本は自分だけが考えていたというようなことや、自分しかこんなことは考えないだろうというようなことがたくさん載っています。そのような一文に巡り合った時、本を読んでいても、人は自分と静かに向き合います。なにもないところで自分と向き合うのは、とても辛い作業です。聞いただけでは、そんなことないだろうと思う人も多いかもしれません。

しかし、実際に自分と向き合うという事は、かなりの勇気とエネルギーが必要です。一生自分と向き合う事を避けて生きていく人もいるくらいです。自分と向き合うという事は、自分の嫌な部分や、自分が見たくない自分の姿を直視することです。心理学では、そこが基本になりますが、辛すぎて自分を見つめずにカウンセラーになる人も居るくらいです。もちろん、そのような人は、人を救う援助をすることはできません。

しかし、本を読んでいると、その本の内容やふとした主人公の一言から、自分にフッと向き合える瞬間があるのです。こんなことを考えるのは自分だけではなかったんだという安心や、誰の中にもある感情なんだなと理解することで、”自分の底“にスーッと落ちていく感じです。本を読んでいる途中に自然と向き合うのですから、つらさも半減します。自然に向き合えることが自分の成長につながっていくのです。

静かに本に向き合う時間は、自分と向き合い、心が静寂に満ちて社会の喧騒の中にいた自分をリセットする貴重な時となります。この経験がある人と無い人では、仕事への意欲も全く違いますし、思慮深差も違います。自分の痛みが人の痛みとしてとらえられるようになるのも、自分と向き合った人です。本来なら、カウンセリングを受けるか、衝撃的なことが無い限りそのような時間を持つことはできないのです。

なのに、本を読めば、その貴重な時間が手に入るのです。すごくないですか?静かに著者に寄り添える人は、他人の気持ちにも寄り添え、さらには自分の気持ちにも寄り添えるという人です。精神を集中させる行為はふわふわと浮いている軽い気持ちを集めるようなイメージです。坐禅にも似ているかもしれません。ですから、寝る前に本を読むと、心がスッと落ち着いて、何行読めたかな?程度で眠りに落ちるのかもしれませんね。

良い眠りを経験できない人にも、読書は良いアイテムだと思いますよ。寝る前の読書には、文学小説がお勧めです。多くの人はつまらないからすぐ眠たくなるのです。文学小説ほど素敵な本はありませんけどね。是非お試しください。